京都 五山の送り火
また、8月16日がやって来た。
京都のことを良く知らない人は、送り火のことを、「大文字焼き」と言う。
何か、饅頭か、タイヤキみたいだ。
正しくは、「京都 五山の送り火」と言う。
何を送るのか?
このお盆の時期に、惜しくもなくなった先祖や肉親が、あの世から、自宅の仏壇に帰ってくるのだ。
その御霊(みたま)たちが、お盆の最終日、五山の火に見送られて、あの世に戻っていく宗教行事だ。
現世の者は、「気を付けて、心を残さずあの世にお帰り下さい。私達はあなた方のことを忘れませんよ。」
という気持ちで、五山の火をながめ、そっと心の中で手を合わすのだ。
親父と、義母がなくなって、2回目のお盆。
五山を見ていると、色々なことを思い出してしまう。
あなた達のことを決して忘れてはいませんよ。
下の写真は、自宅前のマンションの屋上から望遠で撮影しました。
左大文字
京都の池に映る姿で、正しい「大」に見えるようになっています。
風流ですね。
妙法
「法」の左に実は、「妙」がありますが、山が低いので、ビルにさえぎられで見えません。
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コメント
Solaさん>
コメントありがとうございます。
迎え火ですか?
初めてききました。
おくにはどちらなのでしょうか?
迎え火、送り火はどのようにされますか?
昔からの風習は情緒があっていいですね。
投稿: NGO | 2004/08/19 21:51
送り火自体は各家庭でもやりますよね。
僕も迎え火と送り火を焚きました。本当は、ふるさとの辺りでは毎晩宅のだそうですが…。
投稿: Sola | 2004/08/19 00:55