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2004/11/28

アマチュア無線技士国家試験における電気通信術(モールス電信)の試験方法の変更案に対する意見

総務省がパブリックコメントを求めている。
それぞれの立場の方が、色々な意見をお持ちだと思うが、小生の考え方は以下の通り。
小生2アマで、上手く行けば、「タナボタ」であるが、この法案が通過すれば、益々「質の低下」に拍車がかかるのは必定。
本blogをお読みの諸兄はどの様にお考えだろうか?


案1.第一級アマチュア無線技士及び第二級アマチュア無線技士の電気通信術の試験については、1分間25字の速度の欧文普通語による約2分間の音響受信に改める。
 【理由】
これらの資格に係る操作範囲にかんがみ、最低限の技能を確認することは必要であると判断されるが、その技能レベルを資格区分に関連させることは必要ないと判断されるため。
なお、技能レベルは、現在のアマチュア無線技士国家試験の最低基準によることとした。

<コメント>反対する。
【反対理由】
毎分25字の速度での通信が、どれほどのスピードであるか、ご理解いただいているのであろうか?
このスピードは最低限以下である。
アマチュア無線とはいえ、有限な資源(電波及び周波数)を占有して通信するのでるから、ある程度以上(現行のスピード)の受信能力及び送信能力は必須と考える。
25字毎分程度の試験で、アマチュア無線の最上級及びそれに順ずる資格を付与などすれば、各国の笑いものとなろう。
再考されたい。


案2.第三級アマチュア無線技士については、電気通信術の試験を廃止し、試験科目の「法規」においてモールス符号の理解度を確認することとする。
 【理由】
空中線電力及び周波数の制限された操作範囲にかんがみれば、必ずしも電気通信術の試験においてその技能を確認しなくても、他の方法によりその知識を確認すれば足りると判断されるため。
なお、モールス符号は、無線局運用規則において定められており、「法規」の出題範囲内である。

<コメント>反対する。
【反対理由】
実際に送信、受信が免許として付与されるのであれば、実技試験(送信、受信)は必須と考える。
「脳みそ」で分かっていることと実際に出来るかどうかは別問題である。
自動車運転免許を考えていただきたい。
短波帯の電波は、特に電信は、たとえ1Wであったとしても、電波伝搬の状況がよければ、海外にまで飛んで行くものである。
第三級の資格で扱える電力は海外交信を達成させるに充分なものであるという認識をお持ちいただきたい。


案3.第四級アマチュア無線技士については、現行どおりとする。
 
【理由】
 モールス電信は、第四級アマチュア無線技士の操作範囲外であるため。
<コメント>
同意する。
【理由】
しかし、現在その許容出力を大きく逸脱し無線局を運用するものが非常に多い。
これは事実である。
第四級アマチュア無線技士の扱える周波数はVHF及びUHFに限定してはどうか。
初級資格ということを考えれば、出力は10Wで充分と考える。
電波とはなんたるものか、マナーはどうあるべきかということを初級で習得した後、さらに遠距離と交信がしたいための短波帯での運用は、3級以上というのが順当ではないだろうか。
高出力送信はしかるべき知識と問題解決の技術的能力を有すると客観的に認められるもののみに付与されるべきである。

追加:
もし、アマチュア無線の取り扱い電波形式でA1を抹消するのであればもちろん電信の送受信検定は不要であろう。

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» アマチュア無線に関する規制緩和? [MIGIWA/TJB Annex]
どういう立場から緩和するのかが問題なのだが。  こんな意見を目にしたのでちょっと [続きを読む]

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