おぼろ月夜(づきよ)
作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
(文部省唱歌)
菜の花畠に、入日(いりひ)薄(うす)れ
見わたす山の端(は)かすみ深し
春風(はるかぜ)そよ吹く、空を見れば
夕月(ゆうづき)かかりて、にほひあはし
里わの火影(ほかげ)も、森の色も
田中の小路(こみち)をたどる人も
蛙(かわず)のなくねも、鐘の音も
さながらかすめるおぼろ月夜
この歌は、小学校のころに習っただろうか。
最近、前出の中島美嘉のCDに入っているのを聞いて、いたく気に入った。
聞いていると、日本の原風景がそこにある。
こんな風だ。
目を閉じて聞けば、一面の菜の花畑の花
黄色に咲いた花たちは、春風にやや揺れ動き
その隙間からうす雲がかかった月が見えている。
しかし、真っ暗になるには、もう少しの夕方
月の手前には、夕闇がせまり、既に深緑にいろを変えた山の稜線が続きわずかに残った残光と
オレンジ色の山と空の境界
いよいよ、夜のとばりが近づき小高い丘から眺めれば、きれいに区画されてもいない田んぼのあぜ道を急ぐ人影
耳を澄ませば、蛙の鳴き声と遠くで鳴る寺の鐘
いよいよ夕闇がやってくるが、それでもまだ遠めに風景は見え、随分向こうの集落の家窓には明かりがともる
春の霞のせいだろうか、空気が揺れるせいだろうか、窓の明かりもゆれている
風の匂いは、少し甘い菜の花の匂いtぽそれから、里から漂うマキの匂い。
これらのもの全てをやさしくオレンジ色のベールがかかったような、おぼろ月夜。
あー、いいなぁ。
こんな、里に住みたいなぁ。
いやらしい人間関係も、駆け引きもないんだろうな。(と思いたい)
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Comments
こんばんは。
仰るとおり、まさしく日本の原風景ですね。
今週は通勤のカーステレオ用に、この曲を含んだ日本の
唱歌のCDを持ち込んで聴いています。
早くジャンボを当てて、ミカンの花が咲いている、
海が見える丘に引っ越して、50mくらいのタワーを建てる、
そんな生活に憧れますです。
Posted by: 加藤 | February 08, 2005 at 11:02 PM
加藤さん>
コメントありがとうございます。
年末から、このかた忙しくてですね、もう毎日帰宅が2時を回っちまいます。
今日は、まだマシで、12時半です。
ラジオ聴けないです。
疲れていると、この類の唄がシミます。
おぼろ月夜と田んぼが見渡せる丘もいいですが、みかんの花の咲いている丘もいいですね。
早くリタイアして、そんなところに引きこもりたいです。
で、ラジオ三昧。
いえいえ、贅沢は申しません。
200-300Mのスローパーが張れれば、それでいいんです。(笑)
Posted by: NGO | February 11, 2005 at 12:31 AM