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2011/05/29

余裕ということについて

2週間ほどイングランドに行ってまいりまして滞在していて、それから帰ってきて感じたことをば。。

イギリスでは創業5年ほどのベンチャー企業のみなさんと話しをしていました。
ベンチャー5年といえば、まだまだバリバリ、「生き馬の目を抜く」ような勢いとぎらぎらしたものを持って仕事をしていなければ「いけない」という固定観念が経験上あるのですが、彼らは余裕というか、NGOにはないものを持っています。

彼は、ベンチャーで成功したい!と言います。
成功というのは、平たく言って、人生に彩りを添える名声や栄誉、それから充分な報酬のことです。
50歳くらいでエクジットして手に入れたもので「悠々人生」か次のチャレンジをしたいと言うようなことで、これを言葉としてはっきり言います。

でも余裕があるんですね。
そういってる彼らですが、こちらから見てると、

「仕事」は、人生のほんの一部でしかない。

という感じなんです、これが。

8時半くらいから仕事を始めて、5時には終了し、とっとと帰ります。
もう、本当にとっとと帰る。
「バァーイ!」ちゅう感じです。
もちろん週末は必ずお休みです。
ちゃんと休みをとってリラックスしないと平日の仕事のクオリティーに影響が出るのだそうです。

で、家の近くには(パブリックコートですが)テニスコートがあり、数時間テニスで汗を流し、その後、家族と夕食を楽しむというコースです。
家は、石造り、築50年はザラで100年ものもあります。
でもとても良く手入れされていて、100年たってるとはとっても見えません。
古くて(100年)手入れされている家は非常に高価なんだそうですが。
もちろん、フロントポーチやバックヤードもたっぷりあります。
(我が家は築25年で、だいぶボロくなってきました。あと数年で雨漏りが始まるかも。。。)

なんか余裕があるんですね、イギリス人。

こっちは、「余裕をもって仕事をしよう。」なんて、言ったり、思ったりしているその時点でもう、余裕がないような感じです。
確かにイギリスにいる間、時間がゆっくり過ぎていくという感じがしました。
15分でする仕事を30分かけて、その上ダブルチェックをするという感じでしょうか?
で、バァーイ!です。(笑)

同じ島国なのに、ほんにうらやましい。

スクラップ&ビルドを繰り返し、戦争に負け、蓄積のないクニと、古いものを綿々とつむぎ、大切に使い、社会のインフラとして残し蓄積してきた、しかも、他民族と戦争をして一度も負けたことの無い(と思っていますが)クニとの違いでしょうか?

あー、余裕のある社会のなかで、気持ちに余裕をもって暮らしたいものです。
やつらは、TAXも高いし、生活物価も高いし、失業率も日本に比べ遥かに高いのに、社会に、そして個人に余裕があるように見えます。

強烈な階級社会で、実は見えないところに極端に余裕の無い人がいっぱいいて、でもそのような人達への社会保障も日本に比べ大変充実しているようにも思えます。
日本に比べて保障を受ける権利を含む、個人に対する権利といったものに対する意識もとても高く見えます。

どうなんだろう?

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